プレゼンも終盤に入り、最後に栄作さんが、
「それでは全てのプレゼンが終わりましたので、社長はお一人ずつ感想と金額をおっしゃって下さい。」
と言いました。
と、それと同時に一人の社長が突然質問を投げかけてきた。
「ちょっとまって。さっきから聞いてるとあってり麺というネーミングはとてもステキで、私も心が動いたけど、これは、ラーメンですよね?」
「あってり麺です。」
この時の心境は、ラーメンだと言われるのは決して悪くはない。
しかし、自分の考えたこの料理の名称は「あってり麺」です、という事なのだ。
プロレスに例えるなら、覆面レスラーが本名で呼ばれて「はい、○○です。」とは言わないでしょ!?ってな感じです。
そしてもう一人の社長が口を開いた。
「私はあってり麺の味に惚れた。だからつっこんで聞くけれど・・・」
「あなたの欠点は?」
・・・正直、最後の最後でビックリしました。
プラスの要素ばかりを沢山プレゼンに盛り込み臨んだこの場で、まさか、自分の欠点を話すことなんか、これっぽっちも考えていなかった矢先の出来事だったから。
「自分が好きだから。」
番組的には沈黙のまま、ノーマネーでフィニッシュ。
結果がああなったので、この部分に対しての言い訳はありません。
5人の社長は全て魅力的で、まだまだ話をしたかった。放送されなかったけど、すごく印象に残ったある社長の言葉で、「私が小路五郎(僕)だったら、石の上にも3年という言葉がある様に、軽井沢でもう少し頑張ってみるけど。」
そしてもう一人の社長の言葉。「あんたもう一回出て来なさいよ。3年後また来たら、社長5人ともお金出すわよ。」
すごく嬉しかった。と、同時に慰めにも聞こえてさびしかった。
今考えると、そういった素直じゃない自分だから、980万円出なかったみたい。
今は素直に言えますね。
「社長のお言葉全てがありがたかった。」と。