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会議室を出る前、臼井社長が「ほんとがんばってね。」と言って握手してくれた。
放送後、お客様に一番言われた言葉「がんばって」の一発目でもあった。
控え室に戻ると、ロコスタッフと兄が待っていた。
すぐさま僕は言った。
「ごめん、だめだったぁー!!」

そういえば控え室に戻るまでの間もディレクターK氏がカメラで追ってくれた。
質問を受けながら、僕は明らかに気持ちを切り替えていた。

「軽井沢でがんばります。」
「東京へは?」
「必ず来ますよ。」
「それはいつですか?」
「○○年内!」


控え室では、お世話になった方に電話をしたり、今後の目的を語った。
「僕は最後まで軽井沢を捨てて東京へ、とは言えなかった。軽井沢帰ろう。そんで明日がんばろ。」
一緒に努力を重ねてきたスタッフを見たら、初めて涙が出た。

ディレクターK氏と演出O氏が部屋に戻ってきて、僕と同じくらいくやしがってくれた。

O氏が言った「ここだけの話にしておいてほしい」という、その内容。僕も正直そう思った。
そして、そう言ってくれたO氏には感謝の気持ちでいっぱいだった。
放送日が楽しみになった、と同時に次のチャレンジを考えてた。
ディレクターのK氏は放送日一週間前まで編集で動いてくれて、軽井沢にも丸一日来てくれた。
「あなたが本気だったから、スタッフもみな本気になってやった。」
すごく嬉しい言葉だった。
もし、マネーの虎に関わった時点で僕の心の中に「うそ」があったとしたら・・・