シミュレーションと書いて趣味レーションとか、、しゃくする。
あってり通がお客様の前に登場したのは2002年3月21日のAM11:30でした。
試作開始は同年1月11日の夜です。
まずは作ってみた。
材料をノートに書き出したのが最初の作業でした。
これをこうしてこれをあーして、ノートを見ながら第1回目の調理場での試作の日を今か今かと待ちました。
第一回目のスープ試飲の感想は「そうそうこーゆうーの。和風、和風!」と喜んだもんです。
毎週金曜にスープを作り始め、一晩寝かせ、2日目土曜日に仕上げてスープを試飲。
日曜日には麺とあわせ、うちうちの人に食べていただき、感想を聞くという流れを繰り返しました。
1回に作るスープの量は約120食。
なんでそんなに作るの?と聞かれても、当時の僕には営業開始してからのシュミレーションだったので、全て120食を想定して作ったのです。
時には火を止め、また数時間後、火を入れ、味や色、鮮度を確認したり、時には数日寝かせて検食したりとためになる事だらけでしたな。
「あったり麺?」「あっさり麺?」ちがうちがうあってり麺。
何?あってりって。何屋?ここ・・・
最初から認知されるわけがない。
だってわけわからないよ。
いっけんカフェっぽい店内だけど、まわりみわたすと洋風な造りで入り口は和風そのもの。
出てきた丼はお茶をたててのむような器にラーメンらしきもの。
しかしお客様の感触はバッチリでしたね。
「うまい!○△の×××よりうまい!」
「東京には支店はないんですか?」
「うちの近所にあったら絶対通う!」
「あってりだぁ〜!」
そのたびそのたび僕とあってり麺はニヤニヤしてあってり麺と僕はまたスープを作る毎日でした。
しかし、初めての冬を向かえて僕の悩みが一気に膨れ上がったとさ。
お客さんが来ない、なぜ?
あってり麺は日を追うごとに味が変化し、お客さんの口に入れてもらう前に、「さよなら(ロコ語:一般用語で処分する捨てるの意味)」しなきゃならない日が続く。
ごめんね。次は食べてもらおうな。
それでもお客さんは来ない。
2日連続で0人の時もあった。
だけど僕とあってり麺は一度もあきらめなかった。
「必ず食べてもらえばわかるから。」
あってり麺がもうじき1才を迎える数日前。
たくさん食べてもらうきっかけになった出来事が僕とあってり麺の諦めない積み重ねから現実となった。